拓人くんに真相を聞こうとした時、急に腕を引っ張られ、体が傾いた。




そのせいで、背中に軽い衝撃が走る。





待って、どういうこと!?





拓人くんに助けを求めようと訴えたけど、あたしの頭上を見てあ然としてるし・・・。





なにが起こってるのか全然わかんないんだけど!






「ねぇ、聞いてるんだけど」





一人でパニックになっていると、背後から聞こえていた五十嵐くんの声が頭上から聞こえた。




その声が、余計にあたしを混乱させる。