ポツリと聞こえた彼の声。




その声は、さっきと同様に拗ねているように感じがして・・・




ふと、さっきのことが頭に蘇る。




お母さんの楽しそうな反応や口調とは、対照的な、少し怒っている感じだった五十嵐くん。




うまくは言えないけど、少なくともよくは思ってはない気がした。




何に対してかは、分からないけど・・・。




五十嵐くん、お母さんの言葉も遮っちゃうし・・・。




こないほうが、よかったのかも・・・。




きっと・・・、





「あ、あたしのせい、だよ、ね・・・」