「ごめん!今日はやく帰らなきゃ!お姉ちゃんの誕生日なんだ~♪」 「ほんっと、未玖ってシスコンだよねー!」 「まぁねー!じゃ、ばいばい!また明日ね!」 自分でも自覚しているほど、お姉ちゃんが大好きだった。 勉強もスポーツも出来て、美人なお姉ちゃんを尊敬してた。 きっとこれからもずっと、ずっとお姉ちゃんは憧れの存在なんだろうと思ってた。 こうなるなんて誰が予想しただろうか。