お前ら…。

心の底から呆れた。
まあ、そんなこと言ってるのも今だけだろう。

「そのうちこれが普通になるよ」

私の言葉に、洸紀は絶望的な顔をしていたけど、それがまた面白かった。

「紗蘭とも合いそうな女子いなくね?」
司が言った。

確かに、どのグループも女子女子してて、明らかに私が入れる空気じゃなかった。

「今年は男好きキャラでいいよ…うん…」
「えっ、キャラなの??」

わざと悲しげに言ってみると、すかさずツッコミが入る。
こういう時に、男に生まれたかったなーって思う。
女の人生も楽しいけど。
生まれ変わったら、男がいい。