《 もう1年恋愛してないんでしょ?
今度こそ、好きになれるかもよ?》

秀は拓人の応援してるんだ。
そりゃ、そうか。友達だもんね。

《でも好きになれなかったら?》

私の本心。
好きになれなかったらって思うと、拓人への罪悪感が消えない。

《拓人は、俺のオススメだから大丈夫》

秀の言ってることはよく分からなかった。
何が大丈夫なんだろう。
そう思ったけど、わかった。って返事をした。

拓人には、
《明日まで待って》

とだけ送って、私は気持ちがモヤモヤしたまま眠りについた。