「こんな学校の奴等と、友だちになんてなるわけがない。
けど、倉木さんは違うから。
俺と、昼休みとか、一緒にご飯食べてくれない?」
笑顔で私にそう言う晴飛くん。
いつもなら、爽やかな笑顔だなぁって思うはずのそれが。
今日は、私をひどくイラつかせる。
「私…、昼休みは一緒に過ごしてる人たちいるから、ごめん。」
晴飛くん、こんな人だっけ?
人をひどく見下してるというか……。
「…誰と?」
「友だちとだよ。」
飛鳥が、晴飛くんはきっと暴走族が嫌いだって言ってた。
だったらこれ以上晴飛くんを刺激しない方がいいと思った。
「倉木さん……、まさかあの部屋の人たちと?」
んぬ!?
やっぱり勘がいい!!
しかも顔怖いし!!
……なんでそんなに暴走族が嫌いなの。
「……そうだよ。」
けど、もしも偏見で晴飛くんが輝夜のみんなを嫌ってるなら、その誤解を解いてあげたい。