はや!!
近っ!!
と思い、顔をあげた瞬間、
「ぶへっ!」
頭から、なにかをかけられた。
…これは…、
「パーカー?」
サイズは飛鳥のサイズだろうか。
私には大きすぎる。
なんでこれ私に?
飛鳥別に着てたわけじゃないでしょ?
「今すぐ着ろ。
そしてフード被れ。顔見せんなよ。」
「え、なん…」
「とりあえず被れ。説明はするから。」
「お、おーいえー」
もぞもぞ、と飛鳥のパーカー(らしきもの)を被る。
あ、大きい…っ、
袖は指先が隠れてしまうし、
裾もワンピースみたいだ。
あ…、飛鳥のパーカーだこれ。
間違いない。
飛鳥の匂いするし……、って変態か!、
あーもう嫌だ嫌だ。
なにが匂いだ!
なに考えてるのわたしは~!!