「俺は女の子、じゃなくて、
メスゴリラ、と話してたからな。」




飛鳥が私の頭をバシンッと叩く。


けど、そんなの痛みすら感じなくて。



「おいなんか反応しろよ……

……、七彩?」



何故ってそんなの、






「飛鳥……いっぺん死んどく??」






ムカついて痛みすら感じないの!!!







私は親指を下に向ける。


許さない、いつも女子に向ける言葉にふさわしくないのばかり言われてきたけど、


今日という今日は許さない。





メスゴリラ??


は??


そこのバイクで轢いてあげようか??






多分、私の頭にはマンガでいう、いわゆる怒りマークみたいなのあると思う。



いや、本当に。