…って!!
「別にご飯くらいでしょ…。」
学校も学年違うし。
なにか共有することなんてなくない?
「なんかあるかもだろ。
ここは仲良くしとこうぜ。」
飛鳥と仲良く…。
「それはする気だったよ」
「ん?」
「飛鳥と仲良くは、する気だった」
だって同居人だし。
「まじかよ。
ヤンキー嫌いじゃねぇの?」
「ヤンキー嫌いだけど飛鳥は嫌いじゃないよ。
だって飛鳥は飛鳥だもん。
私が仲良くしたいのは、暴走族の飛鳥じゃなくて、神代さんの、飛鳥だから。」
あたしが、そう言うと、飛鳥はフッとまた馬鹿にしたように笑う。
「馬鹿にしてる…?」
「いいや。
…やっぱりお前が姫がいいと思ってよ」
それは無理だ。