わざとどーでもいい女と





あいつがいるはずの時計台の前を歩いた



三時間も遅れていったからいないかな?




と思っていたら





あいつはいた。





俺は嬉しくなり





調子にのった。





俺はあいつが不安になるのを




自分の自信につなげていたんだ。





ほんとサイテーだよな。




そして、俺は美咲を見ながら





そのどーでもいい女にキスをした。





あいつはただ呆然と俺たちを見ていた。



いや、冷静に見ていたのかも知れない。





俺は美咲にとってどうでもいい存在か?




俺が他の女と話してても




イチャイチャしてても




キスしてても




どうでもいいのか?