どこからか突然現れたサッカーボールは、
足元のすぐ側まで転がってきたかと思うと、そのまま私の靴へとぶつかって止まった。


反射的にそのボールを手に取る私に、グラウンドの方から一人走ってきたのは……


「!」



広瀬先輩!?