「よ!万年雑用!」

「早くボール触らしてもらえるといいね~(はぁと)」

「うっ、うるせーな。あと1ヶ月だっつーの。…つーか何でいんの?」


そう言って、私達のいる応援席へと近寄って来た隼人。

とっさに私は身構える。


「見て分かんないの?応援しにきたんですー」

「あぁ、俺の?」

「全然ちがう(笑)てか雑用の隼人の応援してもしょうがないじゃん。じゃなくて、広瀬先輩!」


ユカリの発言で、隼人は全てを理解した様子。

チラ、とこっちを見てきた隼人に、私はプイとそっぽを向いた。