約束通り、午後の授業を終えると、
半ば強引に連れ出される形で、私は校庭にやって来ていた。
グラウンドには何十人ものサッカー部の人たち。
その様子を応援席から見物してみながら、
瞳をキラキラさせるユカリ達に、私は深い溜め息をはいた。
「…二人とも個人的に楽しんでるでしょ(私の付き添いとか抜きにして)」
「え?なんか言った?」
「なんでもない…」
すっかり戦意消失しながらも、辺りをぐるっと見回してみる。
「ほんとカッコイイよね」
「こっち見てくれないかな?」
…考えることは所詮、皆同じみたいで。
まわりには広瀬先輩目当てと思われる女の子たちが何人もいるし。
本当こんなんで、先輩に私の顔覚えてもらえるのかな…
そんな事を考えていた矢先
グラウンド上でコーンを運ぶ隼人の姿を見つけ、ユカリ達が声をかける。
半ば強引に連れ出される形で、私は校庭にやって来ていた。
グラウンドには何十人ものサッカー部の人たち。
その様子を応援席から見物してみながら、
瞳をキラキラさせるユカリ達に、私は深い溜め息をはいた。
「…二人とも個人的に楽しんでるでしょ(私の付き添いとか抜きにして)」
「え?なんか言った?」
「なんでもない…」
すっかり戦意消失しながらも、辺りをぐるっと見回してみる。
「ほんとカッコイイよね」
「こっち見てくれないかな?」
…考えることは所詮、皆同じみたいで。
まわりには広瀬先輩目当てと思われる女の子たちが何人もいるし。
本当こんなんで、先輩に私の顔覚えてもらえるのかな…
そんな事を考えていた矢先
グラウンド上でコーンを運ぶ隼人の姿を見つけ、ユカリ達が声をかける。