「もー優衣ってばいきなり居なくなるからビックリしたじゃん!?なになに?何の話?」


そんな事を考えていたら、ユカリと、ユカリに連れて来られた様子のみーちゃんもこっちに集まってきた。

さっきは突然ユカリ達の元を離れた手前、私は二人に事情を説明する。


「二人ともさっきはごめん。隼人の誕生日が明後日だから、今のうちにお祝いしたくて…」

「へ?あ、そういや隼人もうすぐ誕生日だっけ。でも何で今?」

「その日は日曜だからでしょ。それくらい分かりなよユカリ」


と、またもやみーちゃんに沈没させられてしまうユカリ。


へこんでる?かと思いきや、ポンと手を叩いてみせると何か思い付いたようにこう言った。



「ねぇ、じゃあその日みんなで花火しない?!」