その問いかけに、私は躊躇なくこう返信する。


『告ったよ』

『返事なんだって?付き合うって?』


返事…

先輩からの返事なんてそんなの……



『まさか。フラれたに決まってんじゃん(笑) 広瀬先輩、やっぱ本命の幼なじみが忘れられないみたい』



改めて文字にしたことで自分は本当に失恋したんだと自覚する。

それでももう不思議と悲しくはなかった。


むしろ今は言えてすっきりした気持ちの方が大きく、ニコちゃんスタンプまで押していたくらい。



ただそれが逆に画面越しの隼人にとっては私が強がっているように見えたのか

しばらくしてこんな返信をくれたんだ。



『そっか…残念だったな』