つい嬉しくなってか、ニコニコと微笑んでいたら
突然ーー誰かが勢いよく隼人の背中に飛びついてきた。
「隼人~!」
「おわっ、びびった。って…え、藤原?なんで居んの?」
すると、そこへ現れたのはなんと……藤原さん。
前サイゼで出くわしたとき、隼人にさりげなくアピールしていた女の子だ。
いきなり抱き付かれたせいか一瞬度肝を抜かれた様子の隼人に、藤原さんはひとり頬をぷくっと膨らませる。
「なんでって…私も隼人と同じクラスだからに決まってるでしょ?今日から毎日会えるなんてすごく嬉しい。一年間よろしくね、隼人」
猫撫で声でそう言い、隼人の腕に自身の腕を巻きつけてきた藤原さん。
いきなりの事で唖然としていると、私の存在に気付いたのか…キッと睨まれてしまった。
私は慌てて目を伏せる。
「……」
ふ、藤原さんも
私たちと同じクラスなんだ……。
突然ーー誰かが勢いよく隼人の背中に飛びついてきた。
「隼人~!」
「おわっ、びびった。って…え、藤原?なんで居んの?」
すると、そこへ現れたのはなんと……藤原さん。
前サイゼで出くわしたとき、隼人にさりげなくアピールしていた女の子だ。
いきなり抱き付かれたせいか一瞬度肝を抜かれた様子の隼人に、藤原さんはひとり頬をぷくっと膨らませる。
「なんでって…私も隼人と同じクラスだからに決まってるでしょ?今日から毎日会えるなんてすごく嬉しい。一年間よろしくね、隼人」
猫撫で声でそう言い、隼人の腕に自身の腕を巻きつけてきた藤原さん。
いきなりの事で唖然としていると、私の存在に気付いたのか…キッと睨まれてしまった。
私は慌てて目を伏せる。
「……」
ふ、藤原さんも
私たちと同じクラスなんだ……。