隼人の誕生日から数週間が経ち、むかえた夏休み。
ユカリに誘われ、私たちはプールへ遊びに来ていた。
大きめの浮き輪にプカプカと浸かりながら、ユカリが脱力したように息をはく。
「はぁー生き返るー。今日暑すぎてしぬかと思ったもん」
「みーちゃんも予定合えば良かったね」
「みーはこないだ彼氏できたらしいからね。今日はデートだってさ」
「あっ、そうだったの?…デートかぁ、いいなぁ」
「またまたーそんなこと言ってー、優衣には隼人がいるじゃん?
私だけだよ相手いないの。
あ~ぁ、どっかに良いひと泳いでないかなぁ」
と、両手で二つの丸を作りながら
双眼鏡のようにして探し始めたユカリに、私はポツリと呟く。
「うん。でも夏休み入ってまだ一度も会ってないから…」
ユカリに誘われ、私たちはプールへ遊びに来ていた。
大きめの浮き輪にプカプカと浸かりながら、ユカリが脱力したように息をはく。
「はぁー生き返るー。今日暑すぎてしぬかと思ったもん」
「みーちゃんも予定合えば良かったね」
「みーはこないだ彼氏できたらしいからね。今日はデートだってさ」
「あっ、そうだったの?…デートかぁ、いいなぁ」
「またまたーそんなこと言ってー、優衣には隼人がいるじゃん?
私だけだよ相手いないの。
あ~ぁ、どっかに良いひと泳いでないかなぁ」
と、両手で二つの丸を作りながら
双眼鏡のようにして探し始めたユカリに、私はポツリと呟く。
「うん。でも夏休み入ってまだ一度も会ってないから…」