『栗原、起きてるのか?』
隼人の連絡先はクラスのグループラインから知ってはいたけど、
個人的なやり取りなんてしたことなかった。
…どうしよ…これって今返信するべき?
でももう既読ついちゃってるだろうし……
『うん。起きてるよ。どうしたの?』
仕方なく返信を打つものの、
学校以外の場所、時間帯に、
あの隼人と個人的にメッセージを送り合うのは何だか妙に気恥ずかしく思えて、わざとそっけない文面にする。
そんな私の気持ちを知ってか知らずなのか
すぐに既読表示がついたかと思うと、隼人からこんなメッセージが返ってきた。
『どうしたって、今日の放課後いきなりぶっ倒れるからだろ。まだ体調悪いのか?』
『ううん、ただの貧血だって。でももう平気。明日の学校もちゃんと行くよ』
『まぁ、ならいいけど』
『それでわざわざラインくれたの?』
『いや、っていうか…栗原が倒れたのって広瀬先輩が原因だと思ったから』
広瀬先輩…
ふいに目に飛び込んできたその名前に私の胸がズキ…と反応する。
隼人の連絡先はクラスのグループラインから知ってはいたけど、
個人的なやり取りなんてしたことなかった。
…どうしよ…これって今返信するべき?
でももう既読ついちゃってるだろうし……
『うん。起きてるよ。どうしたの?』
仕方なく返信を打つものの、
学校以外の場所、時間帯に、
あの隼人と個人的にメッセージを送り合うのは何だか妙に気恥ずかしく思えて、わざとそっけない文面にする。
そんな私の気持ちを知ってか知らずなのか
すぐに既読表示がついたかと思うと、隼人からこんなメッセージが返ってきた。
『どうしたって、今日の放課後いきなりぶっ倒れるからだろ。まだ体調悪いのか?』
『ううん、ただの貧血だって。でももう平気。明日の学校もちゃんと行くよ』
『まぁ、ならいいけど』
『それでわざわざラインくれたの?』
『いや、っていうか…栗原が倒れたのって広瀬先輩が原因だと思ったから』
広瀬先輩…
ふいに目に飛び込んできたその名前に私の胸がズキ…と反応する。