卒業式も無事に終わり。
今はみんな写真を撮ったり、
抱き合ったりしている。
でも、私はしょーまのことが
気になってしょうがない。
「…ずき!みずき!」
「…ぇ?!」
突然由真に名前を呼ばれた。
「しょーまのこと気になってるんでしょう?
行ってきな!」
「え、でも…」
「大丈夫!
瑞季なら大丈夫だよ!
なんてったって
私の親友なんだから!
胸張ってしょーまと話しておいで!
あいつさっき部室入っていったよ」
「っ!ありがとっ!」
私は駆け出した。
あ。
私はクルッと振り返って
「私、由真の親友になれてよかった!
由真だいすき!」
そう言って駆け出した。