私は後方へ下がる










みんなも私と一緒でさがる












「な、何あれ?!」



「ひ、人なの?!」










違う








“人”ではない












「“人だった”って言った方が正しいよ」







「人だったって?!まさか!」













そう








そのまさかだよ











「あいつは私達と同じ選ばれた戦士だよ。だけど、鬼に取り付かれている」






「お、鬼!?」











私の父もそうだった