母の声。

「由香あ!起きてたの?ご飯作ったから食べていきなさいね♪」

『私さダイエットしてるから、ご飯とかいらないから』

なんで余計なことするの?

「ダイエット?!そんなのする必要ないよ!由香こんなに細いのに!」

母が私の醜い腕を掴む。

「ほらあ…こんなに細いのに…由香でダイエットしてたらお母さんこれ!みて!どうなっちゃうのさーははは♪」

うるさい。
わかってない。
なにも面白くない。

ばっ!!!!

私は勢いよく母の手を振り払った。

『いらないって言ってんの!!私のことわかんないくせにわかったような口聞かないで?!』

叫ぶかのように私は母を睨みつけた。
そして準備をしてすぐに家を出た。