私は彼の妻。

『北条美和』

それが私の名前だ。

名高い北条財閥の社長夫人。

それが私の立場。

「和臣様、お仕事にお戻りください。
無理して私の元に通う必要はありません。」

『北条和臣』

北条財閥会長の長男にして北条財閥社長、そして私の夫。

私の最愛の彼を殺した男。

私を手に入れるために彼を殺した残忍な悪魔。