「これだからソラは～
せっかく可愛いのにそんなむすっとしてたらダメよぉー」

ナオコは笑って私のほっぺたを引っ張る。


「大丈夫大丈夫、ソラはがんばり屋さんなんだから、神様はちゃんと見てくれてるよ。大丈夫、」


それもソラの魅力の一つなんだよ、とナオコは笑った。



少し、目の縁が熱くなるのを感じた。


ナオコが親友で良かったなぁ....。



「好きになっちまったもんは仕方ないもんね」


私は小さくうなづいた。