何かを隠そうとすれば、嘘をつくしかない。


すでに嘘で固められた女、柳美樹。



自分でもなんでか解らない…


だけど、とんでもない嘘の言葉を発していた。


「じゃあ、そのピンクのTシャツは着れるんだろ?買ったやつ」


黄色の袋を指差して、私の意味不明発言がなかったかのようにさりげなく言った


「あ、大丈夫、着れるよ」


久しぶりの新しい服なんだよね…これ。