有が今座っている白いベンチが、
私のベッドだなんて誰も知らない。



「あっ、そうだ…」


急に思い出したかのように、有はポンと手を合わせて、



「前から思ってたんだけど…4日連続同じ服じゃない?それ…」


若干、変色している私のピンクのTシャツを指差して問いかけた。



マズい、マズい…まさかバレた?


バレたのか!?


動揺全開で、変な動きをしてしまう私。