私は急いで走った。

だって早く帰りたかった
早く言いたかった




ーーガチャ
「ただいまっ!」


「凛香?」
「凛ちゃん!」

「お前どこ行ってたんだよ!」

「心配したよ。よかった」





急いで走って来たせいで息がキツイ
「涼!ごめん
涼はいつも厳しいけど、ちゃんと私の
事見ててくれた。
嬉しかったし、涼のことは好きだけど

「もういい。それ以上言うな」

「ご、ごめん。」

「おめでとう、凛香」

じゃあ俺は出かけるわ
卵買ってくるし


ーーガチャ

「凛ちゃん?だよね」
本当かどうかわかってない周

「周!聞いて!
周は私が弱かった時も味方でいてくれ
た。

優しくて、涼のことも考えてて、本当
すごいなって思う。

こんな私だけど、付き合ってください

最後は俯いてて言いにくかったけど、
私言えたよ

やっと言えた

「凛ちゃん。僕も言いたいことある」
真剣そうな周

「なに?」

ーーすっと周が近くによったかと思うと

唇に柔らかい物がきた
一瞬で離れた

そして、





「僕の方こそ、付き合ってください」







キスに驚いていると

「凛ちゃん?返事は?」

もちろん。
「はい、に決まってんじゃん!」





凛ちゃん、大好きだからね?



私もだよ!



周&凛香fin