「ただいま〜」
あれ?返事がない


まだ2人とも帰ってないのかな……

リビングの方へ行くと


「凛ちゃん…助けて」
ものすっごい死にそうな声と


「あぁ、凛香か…」
絶望した表情の涼



「え、え?どーしたの2人とも?」
なんかしたっけ?

今日何かの日?












「実は…お姉ちゃんが来る」

それだけ?



「はぁ、そーなの?」
とりあえずたいしたことなくてよかった

なんでそんなに落ち込んでるのかな?




周と涼から話は聞いていたけど

周と涼は双子。

お姉さんが1人

お父さんは亡くなってシングルマザーだったって事

おかーさんとお姉さんは働いているらしい




「どこに問題が?」
あ、私が居たら困るってことか!
だって家族で過ごしたいしね!


そーゆーことか…

「じゃあ私は菜乃花の家にでも…」

バッっと急に服をつかんできた2人


「行くな」
「行かないで」

へ…?
「事情を話して」




きいてみると、それはまぁ…元気なお姉さんで。。。


「お姉ちゃんって言うより鬼いちゃん?

お兄じゃなくて?…

「料理壊滅的だし…」

どーやら逆らうことができないらしい

「凛ちゃんは前にも会ったよね?」


そーいえば、この家にきた最初の日

「あー!髪の長くてキレーな人?」


「お姉ちゃんはモデルやってるし…」

モデル?すごーい

周も涼もこれだけかっこいいんだし…

すごい家庭なんだな。




「いつ帰ってくるの?」





「明日」
「明日だよ」


明日は土曜日だし…

だいじょうぶだよね?