周side
「涼〜。言いたいことがあるんだっ♪」
いつも勝手に俺の部屋に入ってくる

はぁ、めんどくせー……






「僕ね、最初は涼に凛ちゃん譲ろ
うとしたんだ。だけどごめん。」


何がごめんなんだよ。


「ごめん」ってなんだよ



俺にはいつも何も言ってくれないくせに
こーゆーときだけ…


「お前はなんであいつのこと好きなんだ?」


俺だってなんであんなこと言ったのか




なんで好きなのかわかんねぇ…





「ばーか。言わないよ」
べぇ〜っと舌をだして言ってきた


うわ、こいつ腹立つ!。。














「そんなの決まってるじゃん!凛ちゃん
だから好きになったんだよ」




はぁ?そんなの当たり前だろ!

あいつじゃなかったら……





って!お、俺は何考えてんだ!




ただちょっと気になる程度だし?


守ってやりたい?なのか…




でも、




周にも譲りたくはねぇな。

「なんかわかった気がする。ありがとな
周」

恋愛にも周にはかなわないな…




「どーいたしまして、兄さん」



「兄さんって呼ぶな!俺達は双子なんだ
からな…平等だし兄とか関係ない!」

あいつが兄さんだなんて…

らしくもない




ーーーでもね、涼。




「レンアイは、平等なんかじゃないよ」


冷めた周の声が響いた