「凛香!大丈夫だった?」

菜乃花が教室で待っててくれた
菜乃花は1人で待っててくれたんだ…


「顔ちょっと腫れてるよ
「行けなくてごめん。ほんとにごめん」


「なんで!菜乃花が言ってくれなかった
ら叩かれ続けてたよ」



「ごめん…」
涙目になる菜乃花。


「ありがとう。私を見てくれて」
顔が痛くて笑にくい。
けど笑うんだ




「凛香、帰るぞ」
「うん」


「傷見てもらってね、凛香、これあげる」
「菜乃花、今日はありがとう」






まずはお風呂に入った

ところどころアザになってる…




菜乃花からもらったのは冷却パック

たしかにじんじん熱くて痛い

貼れるとこは貼ったんだけど…



さすがに背中は貼れない…


「凛香ー?傷はどーだ?」
様子を見に来てくてた涼

「あー、涼!背中に貼ってー」

「はいはい。じゃあ服脱げよ」

「ふ、服は脱がないって!!」

「じょーだん。じゃあ、めくるぞ」
フッっと笑った


涼は真顔で言うからな…




背中がひやっとした

「冷たいよー」



「他は?ちょっと見せてみろ」
貼り終わった涼がのりだしてきた

「いい。」

「いいから!」
と、袖をまくってきた涼


「相変わらず痛そうだな。」
これはリスカの傷。もうだいぶ治ってるけど。

「別に。」




「あー、これか。ここもあるし…」
…多いなと顔をしかめてる

「うん。でも大丈夫!」
ニコッと笑った

「用はそれだけだから」

「あと、…………


でも大丈夫ってやめろよな…
お前、全然大丈夫じゃないのに…」