チカチカッ!!!!
頭の中で、俺をかばって撃たれた渚の光景が頭をよぎった。
俺らと、楽しそうに笑いあってる光景。
裏切ったと思い、渚を殴っている光景。
それでも、誤解が解けて渚と元に戻った時の光景も。全部、全部が頭の中をよぎった。
間に、合わねぇ!!!
思いっきり渚に手を伸ばす。
渚が俺の手をつかんだのと、毒蛾総長がナイフを振り下ろしたのはほぼ同時だった。
シュッ!
渚「………真?!ありがとう。」
真「…たくっ、、、、これが間一髪ってやつか。」
渚「多分ね。」
毒蛾総長が振り下ろしたナイフは渚の横スレスレを通った。
毒蛾総長「チッ!!!!!」