真「……………やっぱ何でもねぇ。」




おまえの事を思い出す協力してくれ、なんて。


本人に言えるわけがない。そんな酷なこと、できねぇし?





渚「…そ?あ、次私たちの番だよ!」






一瞬、納得のいかないような顔をしたが、前に向き直ってニコニコと笑う渚。





ドキンッーーーーー
 




な、んだ?今の。

心臓が掴まれたみたいにはねた気がする。





渚「はいろ!」




自然と渚が俺の手をつかみ中へ。


思ったより本格的で中はくらかった。


真「………中、くらくて良かった…」




絶対顔赤い自信がある。



ボーッとしながら歩いていると、ゴールが見えてきて、それに向かって渚が走り出す。






ドクンドクン