真「……後で上に来い。話したいことがある。」
それだけをその集団に伝え、上に上がる。
なんなんだ、このもやもやは。
ずっと、深く、深く霧が続いているような感覚。
一部ははっきりしているのに。
不自然な事なんて無いのに、何かが足りない記憶。
まるで、引き出しの中に入っているような。
それがきっと、渚との記憶なんだろうな。
知りてぇ。
俺が渚と過ごしたときの記憶。
だけど、忘れたってことはいい思い出ってだけじゃないんだろう、な………
コンコン
下っ端「……失礼、します。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…