バサバサ




渚「……………ふぅ、よく、あきないよね…
こんな幼稚ないじめ。」




私の靴箱に入ってたのは、ラブレターなんかじゃなく、いじめの手紙。



何でも、ここでの私は裏切り者だからね。



私は“元”白狐の姫、白姫だった。


そんなとき、一人の女がもう一人の白姫になった。



その女は、金城彩芽。


この女は、どうしても1人で白姫をしたいらしかった。



そして、私を屋上に呼び出し、


カッターで自分の腕を切ってそのカッターを私に押しつけた。そして。




「きゃぁ------ー!!!!!」




そう、叫んだ。





続々と皆が屋上に集まる。



右腕を押さえ、うずくまる彩芽。

カッターを手に持ち、固まっている私。




誰からみても、私の方が怪しかった。