『好きなタイプ♪』

「了解。」


情報料は情報を伝えてから頂くしくみになっている。


早速私は友達の真琴をつれて“下川 悠樹”のもとを訪れた。


数人の男子は私達が男チェックをしているのを知っていて近づくと逃げるのだがどうやら下川は知らないらしい。


「こんにちは☆」

まずは軽く話しに入り込む。

『えっと岡田さんだっけ?』

「岡田優実です☆よろしく。」

男チェックは単刀直入に聞くのがルールだ。


「あのぉ~下川君の好きなタイプってなぁに???」


これでたいがいの男子は答える。でも下川は違った。

『俺ってそういうこと人に話すタイプじゃないんだよねぇ~』


話すタイプじゃなかったらなんだよ!!!

私は心の中でそう呟いていた。


「えぇ~でもぉ~優実下川君の好きなタイプし・り・た・い☆」


こっちもいちを仕事なんだからな!!!

今月こずかいヤバイんだよ!!!!!!


お願い!はいて!!!!!


『もし、しりたかたら放課後屋上に来て☆』


彼はただそう呟いて


『俺、購買いってくるわ☆』


教室を出て行った。


その時、私はものすごく緊張していた。


今まで感じたことのない



とてつもない心の動きを・・・



「真琴・・・」


『どうしたの?優実?』


「わ、私・・・恋しっちゃったかも・・・」


私はそう真琴に告げていそいで彼を追いかけていった。