小五郎さんと暮らして七度目の朝。


朝小五郎さんが作ってくれた朝餉を食べ終わったらあたしは着物に着替える。


あたしは髪とか自分で結えないから毎朝小五郎さんと同じ髪型を小五郎さんにしてもらう。


小五郎さんはあたしと同じような真っ黒な長い髪でいつもひとつに纏めている。


そして


「この問題分からない…」


前に小五郎さんからここの暮らしを教えてもらったときに学問というのを教えてしまった。


あれ以来あたしは学問するのが楽しくなり、気づけば一日中している。