「ふわぁぁ…」
「スー…スー…」
僕の隣に寝てる巳甘さん。
寝顔があまりにも可愛くて無防備で口元が思わず緩む。
「蛇だろうが僕はそんな貴女を愛してますよ…。」
ちゅ
と触れるくらいの口付けを巳甘さんの頬に落とした。
「まだ、夜は開けてないので寝てて下さいね。」
僕は立ち上がって溜まっていた書類をやることにした。
けど全く集中出来ない。
何度も何度も巳甘さんが寝ている方へに視線を移す。
その度に巳甘さんの事が愛おしくてたまらない気持ちになる。
「はぁ…」
僕はあまり女性が好きではない。
けど、巳甘さんだけは違う。
こんなに愛おしく感じたり、彼女を誰にも見せたくない。
そんな気持ちになったんて初めて。
「これじゃ、はかどらないです。お茶でも飲んで落ち着きましょうか。」
僕は巳甘さんを起こす前まで巳甘さんを眺めながらお茶を啜った。