私の暴力は、日常化していた。
父の居ない昼間だけだ。
少しでも気に食わなければ殴る蹴る。
見かねた祖父が私を止めようとかかってきたが、陸上部で砲丸投げをしていた私は、力には自信があったし祖父にも殴りかかった。
「死ね」「殺すぞ」は当たり前。
暴力だけで気が済まなければ、
ガラスを平気で割ったし、壁に穴も空けた。
ある日祖父に言われた。
「お前、クスリでもやってるんか?」
確かに、さっきまでニコニコしていたのに、相手の一言次第で鬼の形相になって襲いかかってくる。
「クスリ」か「精神」に異常をきたしていると思われるだろう。
それでも祖父母は、私を捨てずに
ずっと世話をしてくれた。
凄く辛かったよね。ごめんなさい。
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