くれた女子たちには悪い気もするけどこんなに食べきれないから、

手伝ってくれた友達3人に3つずつ渡した。

それでも、俺のところに5つほど残っていた。

「じゃーな」

友達は心なしか嬉しそうに帰っていった。


家に入り、部屋まで行って机の中に入っていた箱をカバンから取り出した。

リボンを解き、開けると中にはメッセージカードが。

きれいな字で、

【明日の放課後、屋上に続く階段のところで待っています。】

と一言書かれていた。

心臓がバクバクいってる。