「ほんとに嬉しい...、ありがとう」


ギュッと抱き着いてきた架歩。


「...頼むから、そんな可愛いことしないでくれ」


「え?」


俺は、架歩を押し倒していた。


「もう、理性保てる自信ねぇよ」


彼女の顔はみるみるうちに紅く染まっていった。


「...いいよ?」


聞き間違いかと思った。


本当に小さい声だったから。


「...あたしだって、覚悟はしてきてる...だから...」


架歩が全部言い切る前に唇をふさいだ。



「もう、知らねぇよ...?」


「いいよ」


部屋の電気を消した。


「架歩、愛してる」



そして、俺たちは____