「喜んでもらえてよかった、...架歩こっちおいで」


ベッドに腰かけていた俺の手には"あるもの"も。

「どうしたの?」


彼女は少しウキウキした様子で隣に座った。


「これ」


「おお!ありがとう!開けていい!?」


「いいよ」


わぁ、なんだろう...と呟きながらリボンを解き、箱のふたを取った。


「きれい...」


"あるもの"それはネックレス。


「つけてやるよ、こっち向いて」


目には何故か涙が。


「ありがとう、すっごく嬉しい...」


可愛いと思った。

綺麗だと思った。


「ほら、ついたよ。似合ってる」