「お風呂あがったよ~」


そう言って出てきた架歩。


紅くなった頬、綺麗なうなじ、浴衣の間から覗く細い足...


って俺、変態か!


「お...おう、湯冷めしないようにな」


動揺しているのを悟られたくなくて、浴室へ急いだ。


やばいやばい...


こんなんで俺の理性持つか?




風呂から出て、架歩のいる部屋へと戻った。


「あ、おかえり~」


彼女はさっきまで俺がいたソファーに座っていた。


「おう、ただいま」


「ここからの景色、本当に綺麗だね」


窓のほうへ駆け寄った彼女の目はキラキラと輝いていた。