確かに、話を聞いているだけでも
奥さんの気持ちも分からなくはない。

律
「そんで、俺はあいつに
そんなんなら 俺1人で日本帰るって言ったんだ。好きだし愛してたけど考え方の違いが明確に分かった気がしたし、そー言われたことへのショックからの意地？みたいなのがあってなー」

華江
「それに対して奥さんは？」

律
「分かった。って、」

華江
「それで離婚して日本へ帰ってきたの？」

律
「悔しかった。
その後、あいつと ここ行ったなーとか、昔 日本であんなことあったよなって話しとか
アメリカの色んなとこ回ってお互いの考えとか話して
あいつは、ダンスへの思いがアメリカ来てもっと強くなって
俺と天秤にかけるなんて出来なくなったこと聞いたりして、


それぞれのダンス、DJへの思い
お互いに対する気持ちが

近いものはあったにしろ違くなってたんだなぁって2人で話して
離婚しようってことになって2人納得した上で終わったんだ。

俺だって半端な気持ちでDJ始めた訳では無かったけどな。
あいつの中で俺はダンスに負けたんだ。」