男性
「何?ずっと見てたでしょ?俺知ってる人?」


ちょっと怒ってる様な、低く落ち着いた喋りで話し掛けられた


華江
「あっいえっ違います。何か飲まれますか?」


私は、ヤバイと思い必死で会話を逸らした。
もうちょっと
テンパってる風に言えたら可愛いかったんじゃないだろうか?

こんな時でも、ちょっと冷静に返す自分に少し苛立つ



男性
「そっか、ならいいや。じゃビール」


華江
「はいっ500円です」


男性
「知ってる。はいっ」