「………南さん。

そんな疑いの目で私を見ないでくださいよ。


確かに、今回の依頼をやる理由は…

結城が出した賭けですよ。


考えて見てください。

あの結城を好きに出来るのですよ?


やらないなんて出来ないですよ。」


「………………まぁ、確かに…

あの変人野郎の結城を好きに出来るのは、魅力的な条件だな…」


暁くんがさっき呟いたとおり…

結城の行動をセーブ出来るのはいい。


でも、水無月の場合は…

どうしても結城を変なことに使いそうに思うんだよな……


「南さんが賭けに参加しなくてよかったです。

南さんは、意外と一位になりそうな感じがしますから。」


「ないない。あり得ねぇって。

こんな、ゴツイヤツが一位なれるわけねぇよ。」


俺は、絶対に最下位だな。

お前らの誰かが、一位になるに違いないよ。