~ 30分前 ~


「絶対にしませんよ!

依頼でも、これは出来ませんね!」


「そうだよ、結城さん!

麗子さんが怖くても……


僕、こんな格好…いやだよ……」


「やるわけねぇだろ!

メイド姿で男に接客しろ!?


ふざけんじゃねぇよ!」


俺たちは、結城に歯向かった。


出来るわけねぇ!

したくないなんて当たり前だ!


ふざけんじゃねぇよ、マジで!


「そっか…

やらないんだね……」


結城は、悲しい顔をして下を向いた。


作戦か…!?

そんな顔しても、やるわけねぇだろ!