『あ、ほしくん用事があるって!』


「うん、知ってるよ。

食べようか。」





食べ終わり、一息ついていると
亜希が水を持ってきた。

『薬、飲むよね?』


サイドテーブルに置かれた薬袋を開け、

カプセルと錠剤を一つずつ薬を口に含んだ。



「ありがとう。」

亜希が空のコップに手を伸ばしたので、渡そうとした時。


亜希の手が僕の手に触れた。


亜希が弾かれたように手を引っ込めた。



『ご、ごめん!!』




手にした水で薬を流しこむ。