まどろむ中、かすかに話し声が聞こえる。 あれ?さっき… 思いを巡らすが、思い出せない。 おでこに違和感を感じ 手を当てると、冷却剤が貼ってある。 ゆっくり体を起こすと、 ラグに座り談笑する二人の姿が目に入った。 「渉… 亜希。」