ガラガラガラ…



「白石ー。遅刻だぞー!気をつけろー。」



案の定遅刻してしまった。。



慌てて自分の席に座ると、隣の席の親友の、橋本リンが声をかけてきた。



「どうしたのー?遅刻なんてめずらしいじゃん。何かあった?」



「実はね、カクカクシカジカ…」



「なにそれ!?そのおっさんサイテー。私が叩き潰してあげようか?許しちゃったの?やさしすぎるでしょ!!」



リンが、綺麗な顔を真っ赤にさせて、怒ってくれた。



「へー、でも、助けてくれた男の人そんなかっこ良かったんだー。ニヤニヤ」



「うん、まあね////。あっ、そういえば名刺もらったんだった!!」



「えー、どれどれ、見して!!」

 

神木蓮 神木株式会社代表取締役 090-****-****



「すっごい!!神木株式会社ってチョー有名じゃん!!もしかして、この人その社長の神木蓮!?この人、日本イケメン過ぎる成功者ランキング一位だよ!!知ってた?この前テレビでやってた!たくさんファンがいて、もはやアイドル状態なんだから!!」



リンが興奮して、大声を上げた。



「橋本!静かにしろ!!」先生に怒られてしまった。



「すみません…。でも、みくる、ほんとに凄いよ!!」



そんな凄い人だったんだ。。HRの後、神木蓮でインターネットで調べてみた。



神木蓮 (24才)

神木株式会社代表取締役

小学校の頃、頭が良すぎて、神童と呼ばれていた。
中高は私立の一貫校の○○に在校し、大学はT大に在学した。
大学卒業後すぐ、IT会社である神木株式会社を設立。
持ち前の頭脳と経営力で、今では、日本を背負っていく大企業までとなった。



本当に凄い人だったんだ。
こんな凄い人でかっこいいなんて、完璧すぎるよ。。