その日から、私は度々蓮さんに抱かれるようになった。
蓮さんは私を抱いたあと、ベッドに5万円を置き、必ずどこかに行ってしまった。
私は、そんなお金は貰いたくなかった。
だから、こっそり使わないで貯めて、いつか蓮さんに返そうと思っていた。
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蓮side
その日から、俺は度々みくるを抱いた。
でも、抱いたあとみくるをみると、どうしても罪悪感が浮かんできて、切なくて心が引き裂かれるように痛んだ。
俺は、みくるをみることが出来なくなって、いつもすぐに部屋を出ていった。
多分、みくるも抱かれたあとには、金で自分を買っている男と同じ部屋にいたくはないだろう。
そして、せめてこの5万のお陰でみくるの家族が助かっていることを祈った。