私の蓮さんの家での一日は、まず蓮さんをきっかり7時に起こすことだ。



しかし、困ったことに蓮さんは朝がとても弱い。



「蓮さん、起きて下さい。7時ですよ!」



「もう少し…」



「ダメです。会社に遅れますよ。朝ご飯もあるので起きて下さい。」



毎日、蓮さんを起こすのにとても苦労する。



「起きて下さーい!蓮さん!!」



するといきなりベットから手が伸びてきて、私の腕をひっつかみ、ベットの中に引きずり込まれた。



気がついたら、蓮さんに抱き締められていた。



「蓮さん!?」



「うるさいよ。あったかいなー。抱き枕にちょうどいい…」



耳元に、蓮さんの吐息が当たって、くすぐったくなる。



「蓮さん!本当に起きて下さい!!」



すると蓮さんは不機嫌そうに私を離した。



そして、



「みくるちゃん、おはよー。」



やっと起きるのだった。